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2019年6月13日 (木)

リニア鉄道館 クロ381-11の展示終了に寄せて

みだしについて、6月7日をもって展示が終了しました。
リニア鉄道館が開館して8年です。展示終了としては、既に新幹線700系量産車に入換えられて300系がありましたが、在来線車両としては初めてです。

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2014年2月27日
しばらくの休鉄期間を経て、再開?後初めてカメラを持って出かけたのが、ここリニア鉄道館。現在までで唯一訪館した日です。その日にたった1枚だけ撮ったクロ381-11です。
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1988年1月29日 笹島
この日クロ381-11が誕生しました。この手のスタイルの先駆者ということもあり、結構インパクトは強かったです。当時、名古屋工場の構内試運転は笹島の構内を数往復していました。

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1989年8月19日
前面展望のパノラマ車 クロ381-10番台は3両改造され、「しなの」3往復に使用されました。「しなの」用サロ381は10両ありましたが、改造が完了するまでは編成の中間に連結されるためか、他の7両は貫通型(クロ381-0番台)になりました。

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1997年8月17日 長山
381系は定期列車の「しなの」からは1996年12月に撤退しました。その後、操配用に一部が残り、クロ381-11を含む4連は飯田線の臨時特急「伊那路」にも使用されました。愛称表示はデジタルが壊れていたので、シール貼りになっていました。

JR東海の381系は2008年5月、クロ381-12を含む最後のP-2編成が浜松工場に送られ、役目を終えました。

2年前に「リニア鉄道館 選ばれた車両&選ばれなかった車両」でも記しましたが、時代が変わっていくと会社トップが替わり、その意向でせっかく整備した保存車両が消えて行きます。8年経って、JR東海として他社の博物館との棲み分けを図り、また、スペースの問題もあってやむを得ない事かもしれません。一方、ニーズも在来線車両よりも新幹線へシフトしていることもあるのでしょうか。
この3月には、長崎電軌でも保存されていたと思っていた3両が解体されることになりましたし、一時、地域活性化のために信濃川田に集められていた長野電鉄の車両も姿を消しました。この後も、伊豆急、琴電と、同じ道を辿りそうです。
丁度一年前、駅長様がスイスにおける鉄道の(動態)保存の様子をアップされて、他のヨーロッパの国も含めて日本の実情とのあまりの違いを指摘されていましたが、改めて事業者頼りの我が国との産業遺産に対する大きな意識の差を考えさせられます。(検査掛)










 

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コメント

クロ381パノラマ車の下膨れな顔つきはどうも好きになれず、あまりカメラを向けませんでした。スカート周りにもう一工夫欲しかったなぁ、と意匠に不満を持っていたのですが、この珍車の存在に敬意を表してもっと撮影しておけばよかったな、と後悔しています。リニア鉄道館からも撤退ですか、残念です。改造車は永年保存の対象外なのでしょうか。技術の伝承としての価値を見出してほしかったですね。(出札掛)

投稿: 出札掛 | 2019年6月14日 (金) 00時21分

自分も顔つきが好みではなかったので、あまりカメラを向けていません。その後、JR西日本で「雷鳥」・「くろしお」・「やくも」・「マリンライナー」などにパノラマグリーン車なるものが登場しており、与えた影響力は結構大きかったのではないかと感じました。JR東海は新幹線メインの会社なので、今後は新幹線中心にシフトしていくのでしょうか…。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2019年6月14日 (金) 17時53分

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