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2018年9月 7日 (金)

美作・伯耆・出雲 鉄道による鉄っちゃんの旅(with夜行バス)(1)

西日本豪雨に続き、台風21号、さらには9月6日未明の北海道胆振東部大地震と各地が災禍に遭われ、多くの方々の尊い命が失われました。深くご冥福をお祈り申し上げます。また、被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復興を願っております。

あまりの災害の多さに、いったいどうなってしまったんだろうと思いつつも、好きなことはやめられないワケで、実はしばらく前から計画をしていたことがありました。一番の目的地は旧片上鉄道です。第一日曜日のみの運転となっているため、当初は「18きっぷ」を使える時期を予定していました。併せて津山線、伯備線等を巡る2~3泊を考えていました。
ところが、7月の西日本豪雨で、西日本のJR各線が分断され、万事休す・・・。しかし、逆に山陰線に迂回貨物が設定され、また8月末にはネックとなっていた姫新線も復旧し、これは行ける!と、喜んだのも束の間、週間天気予報で出発を予定していた9月1日は☂と予報され、直前になっても計画が二転三転と、得意の優柔不断が出て正直自分でもどうしたものかと、8月31日まで悩んでいました。
最終的に出発を決めたのは、正規に「18きっぷ」が買えなくなった9月1日、同夜発の岡山行の夜行バスRyobi Expressがたまたま1席確保できたためです。
行程は9月1日名古屋(夜行)→2日 旧片上鉄道(新見泊)→3日 伯備線(米子泊)→4日 山陰線東区間(益田泊)→5日山陰線西区間(夜行バス)→帰途と、久しぶりに「鉄っちゃん」のためだけの長期旅行となりました。

前段が長くなりましたが、まず、2日早朝に岡山に到着。

Dsc_0902岡山駅前7:21発のバスまで岡山電軌で時間を潰します。日曜とあって、なかなか降り立つ客もいませんでしたが、ようやくお出かけ模様の親子連れをゲットできました。

Dsc_0919目的地の旧片上鉄道 吉ケ原までは3回バスを乗り換えなければなりません。2回目のバスが途中トイレ休憩に寄った菊ケ峠のドライブイン?の道を挟んだ敷地に旧片上鉄道の車両が置いてあるのを発見!運転手サンに待ってもらってカシャカシャ。型式はよくわからないのですが、旧国鉄キハ41000似の自社発注車キハ311ではないかと思われますが、間違っていたらご指摘下さい。

岡山から約2時間かけて当日の目的地、吉ケ原に到着。

Dsc_0929同じ行程でやってきた同業者は5名。にぎやかになる前に改札口からの風景を。

Dsc_0944旅客を乗せての運転は吉ケ原10:00発、その前に1往復試運転が走りました。この日は終日このキハ303が走る、と踏切警手の方から伺いました。キハ303が走るのは珍しいとおっしゃっていました。(普段は屋根の下で保管されているので塗装がきれい、とのことです。)なお、HMが付かなかったのは、この1往復だけでした。

Dsc_0951吉ケ原駅全景です。始発への乗車が始まりました。左の屋根の下にキハ312、ホハフ3002。奥のDLがDD13 551で、その奥に客車が2両います。

Dsc_0960まず徒歩で、黄福柵原駅に行き、一番列車を迎えます。鉄ちゃんもいますが、結構家族連れもみえました。

Dsc_0961黄福柵原駅には元キハ07のキハ702が留置されていました。残念ながらエンジン系に破損があり、修繕まで運転できないとのことでした。

Dsc_0977_2そのまま黄福柵原駅に留まり、次の列車を待ちました。こちらにも構内の手前に踏切があり、列車の発着に合わせて係員が立ち、安全の確認をします。

Dsc_1020おじいちゃんと孫、という組み合わせも・・・。

Dsc_1157当たり前ですが、各列車スタフの受け渡しが行われていました。

Dsc_1148こちらも当たり前ですが、指差確認称呼をして出発です。

Dsc_1046昼前にDD13が客車1両を引っ張り出してきました。

Dsc_1050DD13はキハ303に連結、その後客車を切離し、キハ303を推進して入換をします。

Dsc_1082大幅に遅れた午前最後の28レ~27レを運転した後は一時間ほどの休憩タイム。こんなのどかな光景も見られましたが、車両にハンスコをかっているわけではないのでこの後注意されました。

Dsc_1140発車前のひととき。

Dsc_109530レを竪坑櫓バックで撮影します。田圃の上を大量のトンボが飛んでいて、多分写り込んでいるでしょう。

Dsc_1111

13:30頃、DD13が客車(回送)を推進して、黄福柵原へ向かいます。塗装が中途半端で走る客車は、かつての樽見鉄道開業前のオハフ33をホーフツとさせます。

Dsc_1155DD13は単機で吉ケ原と戻って行き、黄福柵原に残された客車では塗装が始まりました。暑い中御苦労様です。

Dsc_1084吉ケ原駅の駐車場の前にあったシロモノです。ぶどう2号に塗られていますが、乗務員ドアの枠にうぐいす色が見えるので、かつて広島運転所所属で呉線や可部線に使用されていたものだと思います。前面が原型なのに側窓がアルミサッシの2段に改造されていますので・・・。今の所有者は?

Img_2478当初の予定では、最終列車まで見て、吉ケ原15;54発の津山行定期バスに乗るつもりだったのですが、現地に着いたら、第一日曜日限定で津山駅⇔吉ケ原で「レトロリレー号」なるバスが走っていることを知りました。普通740円運賃がかかるところ、ナント無料とのこと。しかもかわいいガイドさんまで乗車するということで、これは乗るしかありません。
このガイドさん、片上鉄道の歴史や、「レトロリレー号」に使用している日野レインボーの事まで解説してくれたのです。とても聞きやすく、いい声だと思ったら、最後に自己紹介があり、美作大学の放送研究サークル(現総員3名)のメンバーとのことで、納得しました。ひょっとしたらいずれどこかのTVで見かけることになるかもしれませんね。
最後になりましたが、ほとんど手弁当でこの保存鉄道を維持運営されているスタッフの皆様に敬意を表したいと思います。大変楽しく過ごさせて頂き、まことにありがとうございました。いつの日か、キハ702やDD13が客車を牽いている姿を見に再訪できたらと、願って止みません。

さて、「レトロリレー号」のおかげで1本前の姫新線新見行に乗ることができました。この日は予定通り、新見で投宿です。
思い入れが強かったせいか一日目が長くなってしまいましたので、9月3日以降は続編にさせて頂きます。(検査掛)





































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コメント

旧片上鉄道、懐かしいですね。現役時代さながらの様子に訪問者もそこそこ多いようで、関係者の方々の努力も報われます。客レも見られて、アクセスバスにも乗れて、多くの収穫があったことと思います。
バスを駆使して鉄道では味わえないルートで味わう鉄旅も興味を引きます。山陰迂回貨物ネタまで、たくさんのレポを期待して待っています。(出札掛)

投稿: 出札掛 | 2018年9月 7日 (金) 23時27分

片上鉄道は現役時代に何回か訪問したことがありますので、当時の雰囲気を味わいに一度行きたいと思ってはいますが、なかかなチャンスに恵まれずにいます。公共交通で行くとなると結構大変そうですね。続く迂回貨物のご報告を期待しております。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2018年9月 8日 (土) 18時17分

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