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2016年12月24日 (土)

444.1981年冬 北陸3県の私鉄めぐり 1号車 【富山地方鉄道 市内軌道線】 1981/2/28

 先回の南部縦貫鉄道から夜行急行の3本乗り継ぎ(青森→「津軽2号」→秋田→「鳥海」→長岡→「越前」→富山)で富山入りしました。長岡では深夜の乗り換えとなるため、行程的にはかなり無謀だったかもしれませんが、効率を考えるとこの方法が最適でした。こういった乗り方をするのは自分のようなもの好きだけかもしれませんが、当時は夜行列車のネットワークが充実していたということの証だったのではと勝手に考えています。(電車運転士)

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 1981(昭和56)年2月訪問当時の市内軌道線は南富山駅前~富山駅前~大学前の路線のほか、西町~不二越駅前の支線が残っていました。ただ、この区間も近いうちに廃止されるのではという噂も出ており、手遅れにならないうちに訪れることにしました。結局、西町~不二越駅前間は1984(昭和59)年41日に廃止となってしまいました。

 

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 早朝、富山に到着した後は新富山に向かいました。富山大橋で朝焼けに影を映す立山連峰を撮ろうと思いましたが、霞がひどくてイメージどおりにはなりませんでした。富山大橋上の線路はちょっと前まで単線でしたが、橋の架け替えにともなって複線の立派な線路に変身しており、雰囲気はがらりと変わっています。
【1981.2.28 安野屋~新富山】

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 新富山は道路幅が狭く、のりばと行き違い設備を同じ場所に設置することが難しいためと想像しますが、のりばは単線上に設けてすぐ隣に鵯島信号所として行き違い設備がありました。限られたスペースの中でのやりくりに苦労の跡が忍ばれます。ここも富山大橋の架け替えにともない、大学前までの複線化・鵯島信号所の廃止・新富山電停の移設(大学前方向に約120m)が実施されました。
【1981.2.28 鵯島信号所】

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 この年は全国的に例年にない大雪で、富山も例外ではなく、市街地でもかなりの積雪がありました。また、この日は放射冷却で冷え込みが厳しい朝でした。電車を待つ乗客が吐く息も白くなっていました。
【1981.2.28 諏訪川原】

 

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 この日は冬の北陸には珍しい好天に恵まれました。時間が経つにつれ立山連峰がその姿を見せ始めました。今後の展開に期待が膨らみます。
【1981.2.28 清水町】

 

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 西町から不二越駅前にかけては線路が東西に走っているため、沿線の至る所から立山連峰を望むことができました。おあつらえ向きの場所に歩道橋もあり、撮影には好都合でした。
【1981.2.28 清水町~元町北銀前】

 

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 昼頃になると気温も上がり路面の雪が解け始めました。立山連峰も雲に隠れることなく見え続けてくれました。車両的にはデ70001型式しかないので、面白みには欠けますが、雄大な風景がそれを補ってくれました。
【1981.2.28 西町~中教院前】

 

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 諏訪川原あたりからも立山連峰を望むことができました。こちらは高いビルがあるため、あまり見通しがよくありません。加えて、稜線付近に怪しげな雲が涌いてきました。
【1981.2.28 諏訪川原】

 

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 条件が悪くならないうちに富山大橋にも足を運びました。ここは交通量が多く、車が電車と並走することも多々あり、撮影には苦労しました。この日は鶴来で鉄道研究会の合宿が予定されていたため、富山を後に金沢方面に向かいました。
【1981.2.28 安野屋~新富山】

●次の目的地 北陸鉄道金名線
●移動行程 富山→西金沢→鶴来

 

 

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「電車運転士」カテゴリの記事

コメント

かなり凄い積雪ですねー。それにもかかわらず路面電車はきちんと走ってくる・・・昔も今も、地元の人々の移動手段として確保され、重宝されていることを改めて感じました。不二越線は立山が見事にバックに写るのですね。廃止されて二度とこのシーンを撮れないのは残念です。(出札掛)

投稿: 出札掛 | 2016年12月25日 (日) 12時59分

 不二越線と立山連峰、綺麗に撮影されていますね。あまり不二越線には縁が無かったので、ひょっとしたら私よりも良い写真を撮られているかもしれません。それにしても凄い雪ですね。なかなかこれだけの雪で撮影できるタイミングはないのでは、と思います。(駅長)

投稿: 駅長 | 2016年12月25日 (日) 21時38分

はじめまして。画像検索をしていてたどり着きました。私は1980~1981年3月まで富山で大学浪人をしておりました。単身で市電の新富山から歩いて10分ぐらいのアパートで生活しておりました。いわゆる「56豪雪」という大雪の年で自転車にも乗れず、市電で新富山から富山大橋を渡って隣の安野屋の小さなスーパーで買い物してようやく食べものにありつくという生活でした。安野屋で帰りの市電に乗っても大風や吹雪に会うと橋の手前で5分でも10分でもひたすら通りすぎるのを待ってから、出発するという状況でした。突風が吹くと時には橋の途中で止まることもありました。まさに私が必死に生活や勉強をしていたときの写真でその鮮明さで心を打たれました。その時の記憶が蘇りました。貴重な写真ありがとうございました。また、他にもありましたらアップいただければ幸いです。

投稿: オリビア | 2017年2月16日 (木) 17時38分

》オリビア様
このたびはコメントありがとうございました。この年の北陸地方はどこへ行っても大雪で、例年にない積雪量だったのを覚えています。富山を訪れた日は「56豪雪」の中でたまたま穏やかな晴天に恵まれ、立山連峰の見事な姿に感動して写真を撮っていましたが、実際にそこで生活されている方々にそのような苦労があったとは知る由もなく、恐縮してしまいました。今回を機に他の自分の写真や他のメンバーの写真もご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2017年2月16日 (木) 18時03分

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