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2016年10月16日 (日)

機関車三昧

 近年、花形列車であり、また、鉄道ファンにとっては良き被写体であった特急客車列車の廃止もあって、機関車の牽く列車に注目が集まっているように思う。今まで、あまり関心を持たれなかった貨物列車が注目を集めているのは、その証左であろう。

 そんな中、今年の鉄道の日のイベントなどで、手近なところで普段見られない機関車の牽く列車が運転された。折しも久々の週末好天とあって、重い腰をあげて出撃することにした。

 まずは、名鉄の機関車、EL120。検査入場するホキを牽いて、本宿経由で舞木まで運転されるという。

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 舞木に入場する貨車を牽いたEL120は8月にも写したが、残念ながらその時は曇り。そのリベンジで、岡崎の菅生川鉄橋で狙う。ギリギリ撮影ポジションまで陽が差して、しかも風もなく、水鏡になって、まずは満足いく写真が撮れた。

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 続いて、おっかけて定番の舞木検査場下で撮影。しかし、晴れると陽がまわらず、さらに今年は線路脇の草が刈ってない、とあって、撮影できる場所も限られ、もうひとつの写真となってしまったのは残念だ。

 この日は、明治村で鉄道の日イベントとして、蒸気機関車の重連が走るという。そこで、所用をすませて、明治村に行くことにした。

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 重連の運転は、12時半から16時までの6往復。ちょっと出遅れたので、途中の列車から撮影する。場所は菊の世酒蔵の西にある蒸気機関車撮影ポイント。まずはとうきょうからの列車を撮影。なごや行きは、12号が先頭、後ろに9号が逆向きで付いたプッシュプル、正確には前後に機関車がつくのでトップ・アンド・テイルの運転である。

 しかし、この場所、陰ってしまう上、とうきょうからの列車は緩やかな下り勾配になっていることから、絶気となってしまう。晴天にも関わらず、ISOを1250まであげて、やっと走りが撮れるくらい。現像ソフトを駆使して、ようやく見られる状態になった。

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 これに反して、なごやからの列車は重連となり、しかも緩やかな勾配となっているので力行してきて、煙を吐く。ただ、残念ながら、弱い風があり、煙がなびいてしまった。

 しかし、ここで問題なのは、明治村の蒸機は路線が短いことや、入れる場所が限られていることから、撮影場所が極めて限定されることである。しっかり撮れる場所は、この2箇所しかない。

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 菊の世酒蔵の前の梅林に入って撮影してみたが、見上げる構図になってしまうので、かろうじて撮れる、という程度である。

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 明治村の最後に、機関車の牽く列車でなく、京都市電であるが、ちょっと興味をひくカット。なんと、運転士が女性の方である。聞くところによると、最近、教習が終わって独り立ちしたとか。京都市電の運転士、というと、高齢の男性、というイメージが強いので、女性の運転士にはちょっとびっくりしてしまう。

 翌16日には、大井川鐵道で普段、蒸機列車の黒子役をつとめている電気機関車が客車を牽くという。かつての長距離客車列車の様子を体験して貰うべく、朝から夜までの長時間運転という企画で、2度目となる今回は四国から購入したスハ44にちなんで予讃本線の客車列車のイメージで運転するという。ちょうど、検査掛さんが撮影に行かれるというので、お願いして、同行させていただいた。

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 どこで狙おうか、迷ったが、最初の千頭行きは光線の良い駿河徳山~青部間の第二鉄橋で狙うことにする。さすが定番の撮影地であるため、巨大脚立、三脚の同業者がすでに場所を占拠していたが、その前が空いているため、そこに入れて貰う。

 この場所は、もともと広い場所ではないが、普段の立ち位置あたりにコスモスが咲いているため、撮影場所が限定され、門型の架線柱の間を抜いてかなり長めのタマで狙わざるをえない。時たま、ゲリラ雲が濃い影を落とすが、通過時にはなんとか晴れてくれて、まずまずのカットが撮影できた。

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 千頭からの折返しは、第四鉄橋で狙う。この時は、曇ってしまい、撃沈。この編成で青色のスハ44には相当、違和感もあるものの、茶色のE10の牽く旧形客車はバランスも良く、良いイメージである。かつて、大井川でこの編成で実際に走ったことがあるかどうかはわからないが、昭和30年代には、どこかでこうした列車が走っていた、といっても、あながち間違いではないかもしれない。

 この日は、秋の休日にもかかわらず、蒸機のかわね路号は1往復だけである。こちらもどこで撮ろうか迷ったが、結局、第二鉄橋に戻って撮影する。

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 まずは、望遠で正面がちに撮影。なんと、蒸機列車が1往復しかないにもかかわらず、トーマス用のオレンジ客車である。この客車、トーマス用の装飾がしてあるはずだから、定期のかわね路には使わない、と思っていたのに、ガックリである。1往復の蒸機列車でこの客車が使われるとなると、今後の大井川の撮影も考えないといけない。

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 続いて、カメラを縦位置にして、コスモスを入れて撮影する。

 ン?上の写真と何となく角度が違う?いやー、気のせいでしょう。(^_^;)

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 続いて2往復目の千頭行きを、これも定番の横郷で撮影。

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 電機の牽く客車列車は、駿河徳山で長時間停車するので、その時間を使って、帰りのかわね路を第四鉄橋で撮影。さすがにこの時間になると、光線が反対側にいってしまう。

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 電気牽引の客車列車は、駿河徳山でかわね路と行き違うので、またしても第二鉄橋に行って、今度はサイド気味で撮影する。今度は、残念なことに、直前に太陽が雲に隠れてしまった。

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 2往復目の金谷行きは、西側が開けた田野口の川沿い区間で撮影。客車列車の体験列車は、まだ、もう1往復、千頭との間を往復するが、夜になってしまうし、本日の撮影はこれにてお終いである。

 時たま、雲に太陽が隠れてしまったが、2日とも好天に恵まれ、まずは満足のいく撮影ができた。ご同行いただいた検査掛様、電車運転士様、どうもありがとうございました。(駅長)

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コメント

機関車ネタが昨今目立つようになってきたのは、やはり旅客列車ネタが乏しくなってきた反動でしょうか。ネットやSNSの普及のおかげで非旅客ネタでも容易に情報を仕入れることができるようになりましたが、そのせいで同業者が集結する現象には辟易します。
大井川のEL+旧客は、数日前までは出撃準備をしていたのに体調不良により断念せざるを得ませんでした。こちらもかなりの賑わいだったのでしょうか。14系が入線して旧客編成が減少する前に、また半年後にも企画してくれるといいのですが。それにしても1往復しか走らないSLの客車がトーマス編成とは想定外でした。(出札掛)

投稿: 出札掛 | 2016年10月17日 (月) 00時07分

 今日は、それなりの人の出がありましたが、横郷でも直前でも撮影地に入れるくらいで、絶対数は限られていました。ネタ列車ではありますが、こうした渋いのを撮りに来る同業者はマナーも良く、気分を害するような状況はありませんでした。(駅長)

投稿: 駅長 | 2016年10月17日 (月) 01時40分

まさに三昧の二日間でしたね。両日とも天気も良く、概ね思い通りに撮れたのではないでしょうか。かわね路のオレンジ客車にはガッカリでしたが、コレクションのひとつと考えれば、まぁアリかな。そういった意味では、列車の想定からすると、スハフ43の「はつかり」塗色もちょっと・・・?大井川では移動のため、一部ローカル電車をパスしてしまいましたが、もっと大事にすべきでしたね。このあたりが反省点ですかね。最後になりますが、四国に入ったのはスハフ43(0番台、10番台)で、スハ44ではありません。このあたり、ご注意を。(検査掛)

投稿: 検査掛 | 2016年10月19日 (水) 21時10分

 確かに大井川鐵道、蒸機もさることながら、電車も貴重になってきたようです。今度行く時には、電車もしっかりチェックする必要がありますね。「はつかり」塗色の客車、そういえば車掌室がついていましたね。なんで、スハ44と書いたのかな。訂正します。(駅長)

投稿: 駅長 | 2016年10月20日 (木) 08時08分

15日の9004列車ではお世話になりました。日の出時間も6時00分を過ぎるようになってきたので、今シーズンの名鉄工臨の撮り納めといったところでしょうか。大井川の電機+旧型客車編成、渋さたっぷりでいい味出していますね。この手の電機も貴重な存在になりつつありますので、蒸機だけでなく電車も含めて気合を入れた状態で撮影しなくてはと考えております。E101の貫通扉に付いている立派な車紋、なかなか格好いいと思います。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2016年10月21日 (金) 22時03分

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