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2016年4月19日 (火)

ニイタカヤマノボル・・・2

 奮起湖で定期バスには乗れなかったが、あやしげな乗り合いバンに乗って、なんとか阿里山に着くことができた。今夜はここに宿泊である。

  現在、阿里山鉄道は奮起湖から阿里山まで不通となっているが、阿里山付近では観光客向けの運転が行われている。現在の阿里山駅から改良前の阿里山駅であった沼平、嘉義への路線の一部でかつて樹齢3500年という巨大な木のあった神木である。これらの区間では、日中、30分~1時間に1本の列車が運転されている。さらに、沼平からさらに標高2451mの祝山まで祝山線がのびている。祝山は玉山から昇る日の出を見るポイントで、それを見るために早朝にだけ列車が運転されている。阿里山周辺には遊歩道が整備されており、列車に乗ったりして、それらを散策するのが阿里山の楽しみ方のようだ。

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 阿里山に泊まった目的のひとつが、祝山から見る日の出である。阿里山を日の出の1時間半くらいまえに列車が出て、祝山駅に隣接する展望台から日の出を見るのが阿里山の観光のハイライトとなっている。そのためには、阿里山に泊まらなければならない。しかし、駅の勝敗表?を見ると、このところ15連敗で日の出は見えていないようだ。さて、今回はどうであろうか?

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 阿里山について、とりあえず沼平への列車に乗ってみる。途中に桜が咲いているところがあり、多くの人がカメラを構えている。阿里山には桜の木が多く植えてあり、3月10日から一ヶ月ほどの間、桜祭りが開催されている。夏は避暑で賑わうだろうが、それ以外の時期では一番の観光シーズンというわけだ。

 そんなわけで観光客が滅茶苦茶多い。観光バスもひっきりなしにやってくる。台湾中の観光バスが集まってきたのでは、と思えるような数である。

 しかし、日本人の姿を見ることはほとんどない。どうやらこれら観光客のほとんどは大陸に居住の人らしい。それにしてもたくさん来ている。インバウンドというと昨今の日本であるけれど、台湾でも劣らずの観光客がありそうだ。

 その桜が咲いているところで、観光列車を狙ってみる。この場所は、阿里山を紹介するパンフレットにも使われている。皆がカメラを構えているのはそのためだろう。いわば阿里山のお立ち台である。

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 狭い斜面に義理堅く三脚にカメラをつけて構えている。こんな場所では手持ちで十分なはずだが、手持ちは居ない。どこかの国のヘボカメラマンが、台湾でも指導しているのではないか、と思えたりもする。ちょっと苦しいアングルであるが、列車主体で。

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 途中、一箇所踏切があり、編成写真が撮れる。ただ、天候が段々悪化して、撮影条件は悪くなってくる。

 最初は歩いて阿里山まで戻る予定だったが、案内図を見ると、歩いて神木までいけるようだ。まだ神木からの列車もあるようなので、神木まで歩いてみた。ここでは写真を載せないが、見事な枝振りの桜の木があったり、樹齢1000年以上の木が鬱蒼と並んでいる森もあったりして、なかなか良い雰囲気で楽しめる。

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 神木へ着いたら、ますます霧が濃くなってきた。ここは元々スイッチバックだった駅で、嘉義への列車はここで折り返して運行していた。神木への進入に当たっては手旗信号を掲示し、さらに通票も交換する。

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 あたりは相当、暗いが、幽玄な雰囲気は捨てがたいものがある。

 さて、翌日は日の出を見るため、午前4時に起床して祝山行きの列車に乗る。当然ながら、祝山についても日の出前なので、辺りは暗い。

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 長編成の列車が2本停車している。日の出の後に阿里山へ続行して戻るのである。肝心の日の出は・・・・あえて、ここでは書かないでおこう。 

 さて、阿里山鉄道にも乗ったし、祝山の日の出も見に行った。これで阿里山の目的は達成・・・ではなく、この後にこの時期に台湾に行った最大の目的の列車が走るのである。それについては、次回のお楽しみに。(駅長)

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コメント

阿里山の終点付近の紹介した写真はあまり見たことがなかったので、興味深く拝見しました。鉄道・観光いずれにせよ、最高の場面を体感しようと思うといろいろとハードルが高そうということが伝わってきました。そんな中、しっかりと要所を押さえられているのはさすがです。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2016年4月22日 (金) 22時53分

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