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2013年3月29日 (金)

総天然色の名古屋市電

 年度末である。今日あたりは、年度の締めで遅くまで残業をされている方も多いだろう。また、年度末の異動で、引き継ぎをされている方もあるかもしれない。いずれにしろ、お疲れ様である。

 さて、鉄道の世界で年度末と言えば、路線の廃止が思い浮かぶ。昨今は、廃止される路線も少なくなったが、今から30年ほど前は、年度末には必ず1~2路線が廃止となって、昨今で言うところの葬式鉄に励んだものである。今から、39年前の1974年には、名古屋市電も廃止となっている。となると、来年は廃止40年という区切りの良い年になるわけだ。もう、そんなに歳月が過ぎているのである。ダカラナニヲイイタイノダ・・・・

 そんなわけで、今回は名古屋市電の写真をご覧に入れる。せっかくなので、在りし日の様子を偲んで、総天然色版でお見せしたい。

1971
 まずは華やかなところで、名古屋駅前の花電車。ここのロータリーに噴水と青年の像があったことを知る人も少なくなっただろうなぁ。そのうち、大名古屋ビルも・・・・おっと、この頃には当然、地球儀がありました。これ、無くなったのはいつ頃だろう。今もあるように思えてならないのだけれど・・・。

1974

 一転して、やや郊外を走っていた八事線の青柳町。ここは道路が狭いため、最後まで安全地帯はなかった。

 そういえば、電停やバス停の近くには、必ずと言っていいほど、タバコ屋やお菓子屋がありましたねぇ。まさに3丁目の夕日の時代の雰囲気そのままの頃です。

Photo
 夕日関連で、夕方の写真を1枚。場所がどこか、おわかりかな?名古屋市電には、こんな場所もありました。正月の撮影ゆえ、ガラガラの電車がなんとも良い雰囲気です。

1974_4 

 今回の最後は、人に埋まる名古屋市電。これもお正月の熱田神宮前である。前にモノクロでお見せしたかもしれないが、カラーでも撮影している。このアングル、2年続けて通って撮影した。同じようなことを考える人はいるもので、津島軽便堂さんのHPにも、同じところから撮影した写真が載っている。残念ながら、この時はニアミスだけに終わっているようだ。

 名古屋市電のカラーは200点近くあると思う。うれしいのは、そのごく一部を除いて、色がほとんど退色していないことである。これら写真は、多少、フォトショップで色をなぶっているものの、ほぼ、この発色が確保されていると思っていただいて良い。今にして思うと、今は無くなってしまったこの会社のフィルムはいかにも優秀だったのである。(もっとも、この会社のフィルムで撮った写真がすべて色が残っているかというと、必ずしもそうではないようだ。最近、同じ頃に4×5のカメラで撮影した蒸機の写真集が発売されたが、その中でポジの色が退色して、デジタル技術で補正したと書かれている。高名なプロの写真家の写真でもそうなのだから、拙宅のポジの色が残ったのは、よほど運が良かったのかもしれない・・・と、いって、単に紙箱に入れておいただけだけれど)

 改めて写真を眺めてみると、40年以上前の写真故、技術的な未熟さや撮影のタイミングが甘い写真も多い。青柳町の写真など、今ならもう1時間後で、頭に陽が当たる時間帯に撮影するのだろうけれど。シャッター速度も1/250で切っているので、ものの見事に動態ブレしているものもある。

 とはいえ、さすがに総天然色だけあって情報量は多く、眺めているだけで当時の様子が浮かんできて懐かしくなる。惜しむらくは、もう少しカラーで撮影しておけば良かったのだけれど・・・・・当時の値段(1枚100円です。電車の運賃が25円の頃の100円ね)から言って、これはもうこれだけ撮影するのが限界でした。残念。(駅長)

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コメント

40年前は白黒写真が大半で、カラーフィルムは庶民には(もちろん我が家も)高嶺の花の時代。そんな贅沢品?が品質を落とすことなく(←たまたまでしょうか?)保管されてきたことで、さらに価値が上がります。名古屋市電は幼いころに目にしているはずですが色の記憶はほとんどなく、このように貴重な画像が頼りです。(出札掛)

投稿: 出札掛 | 2013年3月31日 (日) 08時56分

カラーだとより一層当時の懐かしい雰囲気が伝わってきます。どのカットも昭和の匂いがプンプンです。路面電車の写真は車両だけでなく当時の建物・バス・自動車・人の服装なども写っていることが多く、とくに自分の見覚えのある風景だと無意識のうちに新旧対照したりして、結構楽しむことができます。(電車運転士)

投稿: 電車運転士 | 2013年3月31日 (日) 11時41分

あれから39年ですか・・・。その翌日に私は入社式でした。従って名古屋市電サヨナラ運転の写真はありませんが見に行くだけは行きました。
さすがは駅長様ですね!39年も前に6×6のカラーポジとは・・・リッチマンは違いますね!

投稿: | 2013年3月31日 (日) 19時31分

↑(工場長・津島軽便堂)と書くのを忘れて送ってしまいました・・・

投稿: | 2013年3月31日 (日) 19時34分

 当時は35mmカラーは粒状性で問題があると思っていたので、カラーはブローニー版で撮るもの、と思っていました。結果的には、コダクロームⅡで撮っておけば十分すぎるぐらいだったでしょうし、また、F社のカラーフィルムを使わなければ、現在でも十分使用に耐えたのではないかと思います。昭和45年頃のコダカラーでも、意外に良い色が残っていて、驚いています。値段は高かったですが、この頃は小遣いのほとんどを鉄に使ってましたし、アルバイトで金巡りも良かったので、使えたのでしょうね。(駅長)

投稿: 駅長 | 2013年3月31日 (日) 19時44分

3枚目は中川橋ですか?
昔は船方に住んでいて懐かしいです

投稿: | 2013年3月31日 (日) 20時58分

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